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BYD保証は何年?8年15万km・項目別一覧と延長保証

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BYD保証は何年?8年15万km・項目別一覧と延長保証

結論:BYDの保証は一般保証4年10万km、駆動用バッテリーは8年15万km(容量70%割れで交換)。有償の延長でバッテリーは10年30万kmまで延びる。他メーカーとの比較はEVバッテリー保証の全メーカー一覧にまとめた。

保証 期間・距離 対象
一般保証 4年または10万km 部品全般
高電圧部品保証 8年または15万km バッテリー・モーターなど
パワーバッテリーSoH保証(標準) 8年または15万km 駆動用バッテリー(容量70%割れで交換)
SoH延長保証(有償) 10年または30万kmまで延長 駆動用バッテリー

BYDのパワーバッテリー保証は標準で8年・15万km、有償の延長プログラムを使えば10年・30万kmまで延びる。ただしこの「10年30万km」はバッテリーの健全度(SoH)保証に限られ、車両全体を丸ごとカバーする制度ではない。

中国メーカーの中では突出して手厚い保証を掲げるBYDだが、実際に車を預けられる拠点の数はどうなっているのか。保証内容とディーラー網、両方をセットで見ないと「維持のしやすさ」は判断できない。数字を並べて整理する。

保証4項目の年数と距離一覧

BYD Auto Japanの保証は、大きく4つの層に分かれている。「一般保証」「高電圧部品保証」「パワーバッテリーSoH保証」、そして有償オプションの「SoH延長保証」だ。それぞれ対象範囲と期間が違うため、ひとまとめに「BYDの保証は〇年」と語ると誤解を生む。

一般保証と高電圧部品保証

一般保証は新車登録日から4年または10万kmで、材料上・製造上の不具合を無償修理する範囲。国産車のメーカー保証とほぼ同じ考え方だ。これとは別枠で、ブレードバッテリーやモーターなど高電圧部品を対象にした「高電圧部品保証」があり、こちらは8年または15万kmとかなり長い。

SoHとは何か、なぜ「70%」が基準なのか

SoH(State of Health)は、バッテリーが新品時と比べてどれだけ電気を蓄えられるかを示す指標だ。使い続けるとリチウムイオン電池は少しずつ劣化し、満充電しても走れる距離が短くなる。BYDのパワーバッテリーSoH保証は、新車登録から8年または15万kmの間、初期容量の70%を下回ったら無償で修理・交換すると約束するものだ。逆に言えば、70%までの劣化は「想定内」として保証の対象外になる。

2025年4月15日には、有償オプションの「SoH延長保証プログラム」が導入された。新車購入時(登録から60日以内)に限って加入できる有償オプションで、保証を最長10年または30万kmまで延ばせる。価格はDOLPHINが2万円、ATTO 3が2.1万円、SEALが2.7万〜2.8万円、SEALION 7が3万〜3.1万円(2025年4月の発表時)。

保証名 期間・距離 対象
一般保証 4年 または 10万km 部品全般
高電圧部品保証 8年 または 15万km バッテリー・モーター等
パワーバッテリーSoH保証(標準) 8年 または 15万km 駆動用バッテリー(容量70%割れで交換)
SoH延長保証(有償) 10年 または 30万kmまで延長 駆動用バッテリー

トヨタ10年20万km、日産8年16万km

BYDアフターサービス保証2026 - 国産車との維持体制比較
出典: 日本経済新聞

数字だけ見ると、BYDの標準バッテリー保証(8年/15万km)は日産や生産終了済みのHonda eが掲げていた水準(いずれも8年/16万km、容量70%未満で交換)とほぼ同じだ。トヨタは10年/20万kmまでの無償修理対応をうたっており、期間・距離の面ではトヨタがわずかに上回る。

メーカー バッテリー容量保証 一般保証
BYD 8年/15万km(延長で10年/30万km・有償) 4年/10万km
トヨタ 10年/20万km、70%未満で無償交換 メーカー通常保証
日産 8年/16万km 国産車標準
ホンダ(Honda e、生産終了) 8年/16万km、70%未満で交換 メーカー保証

いずれもメーカー自己申告の数値であり、第三者機関による独立検証データは確認できていない。BYDの「延長で10年/30万km」は他社にない選択肢だが、有償である点は比較表だけでは見えにくい。BYD全車種の価格・スペック比較と合わせて見ると、保証の重みがどの価格帯の車に乗るかで変わってくることが分かる。

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認定中古車の保証は2025年6月に改定

2025年6月1日、BYD認定中古車の保証内容が改定された。初度登録4年未満・走行5万km以内の車両を対象に、一般保証5年(走行距離無制限)、高電圧部品保証8年/15万km、SoH延長保証10年/30万kmを標準で付帯する。eパスポート加入車であれば保証は継承され、59カ月目以降は「BYD eパスポートライト」への加入も可能だ。中古車の保証を新車並みに引き上げてきた点は、リセールバリューを気にする層への訴求として分かりやすい。

拠点は77、100店舗目標は未達

保証の手厚さと表裏一体なのが、実際に整備を任せられる拠点の数だ。BYDは2023年9月20日に「BYD AUTO 東京品川」をオープンして以降、急速に店舗網を広げてきた。

2023年9月末で約49拠点、2024年3月には51拠点(正規ディーラー22店)、2024年10月末には正規ディーラー33店まで増え、年内90拠点(準備室含む)を目指すと表明していた。2025年6月時点では全国63拠点(うち正規ディーラー42店)まで積み上がっている。

2025年当初の目標は年内に全国100店舗体制を築くことだった。だが2025年末の実績は開業準備室を含め約69拠点にとどまったと報じられている(ニュースイッチは2025年11月28日時点で68拠点と報道)。2026年も出店は続き、7月11日に「BYD AUTO 横浜南」、8月22日に「BYD AUTO 北九州」が開業した。BYDの公式店舗一覧では、2026年9月7日時点で77拠点(営業中59、準備中18)。10月17日には北海道初のサテライト店「BYD AUTO 旭川」が開業した。

比較の物差しとして、トヨタは全国に4,600〜4,900店規模の販売網を持つ。BYDの80店規模とは桁が違う。一方で販売実績は伸びており、2023年1月から2025年6月までの累計登録台数は5,305台、2025年通期では3,742台と前年比68%増、3年連続の増加となった。台数の伸びに店舗網の拡大がどこまで追いつけるかは、今後も注視すべき点だ。関連するBYD関連の記事でも、拠点開業の続報を随時扱っていく。

CEV補助金の縮小で保証の重みが増す

BYDアフターサービス保証2026 - 国産車との維持体制比較
出典: 36Kr Japan

国のCEV補助金は、2026年4月登録分からBYD全車種一律15万円に減額される。2026年1〜3月登録分の35万〜45万円から見ると、大幅な縮小だ。2026年10月時点の税込価格は、RACCOが214.5万円〜、DOLPHINが299.2万円〜、ATTO 3 EXが437.8万円〜、SEALが495万円〜。補助金が縮小するほど、購入後にかかる保証・維持のコストが実質的な負担感として相対的に重みを増すとの見方もある。

品質・アフターサービスの現場の声 – 未確証だが無視できない指摘

SNSや口コミベースでは、大型タッチスクリーンを使ったインフォテインメントシステムのフリーズや再起動、一部部品の取り寄せに時間がかかるといった報告が散見される。24時間365日のロードサイドアシスタンスを謳う記述も二次ソースには見られるが、BYD公式ページでの一次確認はできていない。公式統計や独立調査による具体的な故障率データも、現時点では確認できなかった。数字で裏付けられない話である以上、参考情報として留めておくべきだろう。

BLADE NOTEの見立て

保証の内容そのものは、もう国産大手と並ぶか一部で上回る水準にある。問題は「保証書に書かれた年数」と「実際に車を持ち込める店の数」の間に、まだ距離があることだ。2025年に掲げた年内100店舗という目標に対し、実績は約69拠点。未達ではあるが、店舗数自体は右肩上がりで、2026年も三島・太田・川越と開業が続いている。

気になるのは、SoH延長保証が有償オプションである点が比較表の数字だけでは見えないことだ。「10年30万km」という響きだけが独り歩きすれば、無償の標準保証だと誤解されかねない。もう一つは、バッテリー交換が必要になったとき、近隣に対応できる拠点があるかどうかは保証の文言より実務上の安心感を左右するという点。トヨタの4,600〜4,900店規模と比べれば、BYDの80店規模はまだ心もとない。保証を先に厚くし、実行体制を後から追いかける戦略は理にかなっているが、追いつくまでの数年間は「保証はあるが近くに店がない」という状態が続く地域が出てくるだろう。次に2026年内の総店舗数がどこまで伸びるかが、この保証が「絵に描いた餅」で終わるかどうかを判断する材料になる。

出典

2026年10月24日: 2025年末の拠点数を約80店舗から約69拠点に訂正しました。

更新履歴

  • 2026年10月16日更新: 事実関係を一次情報で確認し、価格・数値などを最新の情報に訂正しました。

2026年10月24日: 販売店数を最新値(BYD Auto Japan公式の店舗一覧で2026年10月24日時点78店舗、営業中60・開業準備中18)に更新しました。

BLADE NOTE編集部

BYD・中国EVの価格・補助金・販売店の情報を、メーカー発表や官公庁資料などの一次情報をもとに日本語で整理しています。記事作成には AI を活用し、数値と事実関係は編集部が一次資料で確認しています(編集方針)。