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折り畳みEV「Jo-Car」Ver.0.4公開 – 40万円台で2026年末の販売を目指すNEW

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折り畳みEV「Jo-Car」Ver.0.4公開 – 40万円台で2026年末の販売を目指す

スーツケースほどのサイズに折り畳める電気自動車——にわかには信じがたいが、日本のスタートアップDOKEが開発中の「Jo-Car(ジョーカー)」は、まさにそれを実現しようとしている。4月23日、同社は最新バージョンとなるVer.0.4を公開した。

Ver.0.4で何が変わったのか

Jo-Carは一人乗りの超小型EVだ。走行時は公道を走れる車両でありながら、折りたたむと4輪で自立するスーツケースサイズになる。玄関先や室内に持ち込める設計で、「駐車場が要らないクルマ」という新しいカテゴリを切り拓こうとしている。

今回のVer.0.4では外観デザインを一新。フロントとリアにフルLEDライトを採用し、見た目の質感を引き上げた。加えてボディのさらなるコンパクト化と軽量化にも着手しており、都市部での取り回しや輸送コストの低減を図る。

ミニカー区分で40万円台という価格設定

Jo-Carは道路運送車両法上の「ミニカー」に該当する。定格出力0.6kWの電気モーターを搭載し、最高速度は50km/h(目標値60km/h)。定員は1名。普通免許で運転でき、車検は不要だ。

注目は価格帯だろう。販売予定価格は税別40〜45万円。日産サクラが補助金込みで実質150万円台であることを考えると、桁が違う。もちろん4人乗れるサクラと一人乗りのJo-Carを単純比較はできないが、「近所のスーパーまでの足」「駅までの通勤」といった用途に限れば、この価格差は大きな訴求力を持つ。

項目 Jo-Car 日産サクラ(参考)
区分 ミニカー 軽自動車
定員 1名 4名
最高速度 50km/h(目標60km/h) 130km/h
価格 40〜45万円(税別) 約254万円〜
車検 不要 必要

「ちょい乗り」需要とラストワンマイル

日本の地方部では、高齢ドライバーの移動手段確保が喫緊の課題になっている。免許返納後の交通弱者問題も深刻だ。Jo-Carのようなミニカー区分のEVは、こうした「ちょっとした移動」の受け皿として可能性がある。

DOKEは個人向けだけでなく、ホテルや空港、観光施設といった法人需要も見据えている。施設内の移動手段として導入すれば、折り畳んで保管できる利点が活きる。専用の駐車スペースを確保しなくて済むのは、都市部の商業施設にとって現実的なメリットだ。

販売は2026年末〜2027年初頭を予定

DOKEはVer.0.4をベースに安全性・実用性・品質の最終調整を進め、2026年末から2027年初頭に一般ユーザー向けの販売を開始する計画だ。国内外の投資家や事業パートナーとの協議も並行して進めているという。まずは日本国内から順次展開する方針。

超小型モビリティの市場はトヨタC+podの販売終了もあり、まだ「これ」という定番が存在しない。40万円台で駐車場不要という割り切ったコンセプトが、どこまで受け入れられるか。量産品質の確保と販路の構築が、今後の焦点になる。

出典

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BLADE NOTE編集部
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