フォロフライF11VSの価格と補助金 ハイエースと比較
フォロフライF11VSの車両価格はオープン価格で、販売店の見積もりで決まる。国の商用車向け補助金を使うと、事業用で最大401万2,000円の補助基準額がある。
F11VSは、京都のEVメーカー・フォロフライが販売する1トン積載クラスの商用バンだ。トヨタ ハイエースと同じ用途を狙うが、価格表を公開していないため「いくらなのか」が分かりにくい。ここでは公式発表と報道で確認できる数字だけを使い、価格・補助金・仕様をハイエースと並べて整理する。
F11VSの価格と補助金
フォロフライは2026年6月の発表でも、10月の3人乗りミドルルーフ仕様の発表でも、価格を「オープン価格」としている。メーカー希望小売価格は公表されておらず、実際の価格は販売店ごとの見積もりになる。
補助金は、国の「商用車等の電動化促進事業(トラック)」が対象になる。執行団体は次世代自動車振興センター(LEVO)で、F11VSの補助基準額は事業用で最大401万2,000円とされている。これは補助の計算に使う基準額で、実際の受給額は申請時の条件で変わる。乗用車向けのCEV補助金とは別の制度なので、申請窓口と手順を販売店に確認したい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車両価格 | オープン価格(販売店見積もり) |
| 対象の補助金 | 商用車等の電動化促進事業(トラック) |
| 補助基準額 | 事業用で最大401万2,000円 |
| 執行団体 | 次世代自動車振興センター(LEVO) |
仕様とグレード
F11VSはバッテリー容量82.8kWhで、航続距離はWLTPで479km。日本の乗用車で使うWLTCではなく、欧州基準のWLTP値である点に注意したい。
| 仕様 | 乗車定員 | 最大積載量 | 発表時期 |
|---|---|---|---|
| 2人乗り | 2名 | 1,100kg | 発売時 |
| 3人乗り(標準ルーフ) | 3名 | 1,050kg | 2026年6月 |
| 3人乗りミドルルーフ | 3名 | 1,000kg | 2026年10月 |
3人乗り標準ルーフの最大積載量は、発表時の1,000kgから仕様変更で1,050kgに改められた。10月に受注を始めたミドルルーフ仕様は荷室高が150mm高い1,530mmで、荷室容量は約6.3m³から約7.0m³に広がる。バッテリーや走行性能、装備は3人乗り標準ルーフと共通だ。
販売面では、F11シリーズは発売から半年で累計納車100台に達し、F11VSの初期ロットは完売したと報じられている。
ハイエースと比べると
比較相手になるのは、トヨタ ハイエースバンのディーゼル車だ。トヨタ公式の諸元表では、DXのロング・標準幅のディーゼル2WD車の最大積載量は1,150kgまたは1,000kgとなっている。積める重さはF11VSとほぼ同じクラスだ。
| 項目 | フォロフライ F11VS | ハイエースバン DX |
|---|---|---|
| 動力 | 電気(82.8kWh) | 軽油(2.8Lディーゼル) |
| 最大積載量 | 1,000〜 |
1,000 |
| 航続距離 | 479km |
給油で継続走行 |
| 価格 | オープン価格 | トヨタ公式価格表で確認 |
| 補助金 | 商用車等の電動化促進事業の対象 | 対象外 |
大きな違いは燃料と補給だ。マークラインズは、F11VSの燃料費を軽油の4分の1と報じている。一方で、EVは拠点に充電設備がないと運用が組みにくい。1日の走行距離が航続距離の範囲に収まり、夜間に拠点で充電できる配送業務なら、燃料費の差を生かしやすい。
導入前に確認したいこと
- 見積もりと補助金の手順。オープン価格のため、補助金の申請を含めた総額を販売店で確認する。
- 拠点の充電設備。夜間に充電できるかどうかで、運用の組みやすさが大きく変わる。
- 保証と整備の体制。商用車は止まると仕事が止まる。故障時の対応拠点と部品供給を事前に聞いておきたい。
自宅や拠点の充電設備の費用はEV充電器設置の費用と補助金でまとめている。
出典
- 高性能1トン積載クラス商用EV「F11シリーズ」に3人乗りモデルが新登場(PR TIMES)
- フォロフライの商用EV「F11VS」、3人乗りミドルルーフ仕様を受注開始(レスポンス)
- 商用EVフォロフライ「F11シリーズ」、発売半年で累計納車100台(CAR CARE PLUS)
- フォロフライ F11シリーズ関連ニュース(マークラインズ)
- ハイエースバン 主要諸元表(2026年1月)(トヨタ自動車)




