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中国EV 2026年後半の新型まとめ BYD・NIO・Xpeng・ZeekrNEW

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中国EV 2026年後半の新型まとめ BYD・NIO・Xpeng・Zeekr

最終更新日: 2026年5月6日

2026年下半期(7月〜12月)に発売・発表が予定されている中国系EV新型車を、月別とメーカー別の2軸で整理する。新型車のフライング検索が増える時期だからこそ、公式発表ベースの情報だけを「確定」「予定」「噂」で色分けし、混同を避ける索引として使えるように構成した。本記事は半期ごとに見直し、最新の公式情報に置き換えていく。

メーカー 車種 区分 確定度
2026年7月 BYD(日本) RACCO(軽EV) 発売 確定
2026年7月 各社 2026下半期モデル発表(プレスリリース集中) 発表 予定
2026年8月 業界全体 成都モーターショー(8/21-30) 展示・発表 確定
2026年8月 Xpeng MONA M03 Ultra SE(2026年式) 納車開始 確定
2026年Q3 BYD Fangchengbao Formula S系 発売 予定
2026年Q3 Xpeng GX(G01)フラッグシップSUV 発売 予定
2026年Q3 Denza(BYD) Z9GT 欧州・豪州・マレーシア展開 グローバル発売 予定
2026年10月 Avatr 12 Four-LiDAR Edition 発売(10/28) 確定
2026年Q4 Zeekr 9X 欧州市場 発売 予定
2026年Q4 Zeekr 8X 海外輸出開始 発売 予定
2026年下半期 NIO ES7(次世代) 発売 予定
2026年下半期 NIO Firefly 右ハンドル仕様(UK/NL/AU) 発売 予定
2026年下半期 Zeekr 009 Grand(4座MPV) 発売 予定
2026年11月 業界全体 広州モーターショー(11/27-12/6) 展示・発表 確定
2026年末 Smart #2 ミニEV(中国・欧州同時) デビュー 予定
未確定 BYD(日本) ATTO 2 日本投入 発売
未確定 Xiaomi YU7 GT 海外展開 発売
確定(緑)=公式が日付付きで発表 / 予定(黄)=四半期・半期単位で公式表明 / 噂(灰)=リーク・関係者発言レベル。情報は2026年5月時点。半期ごとに更新。

2026年7月の発表/発売予定

7月は確定発売が限られる月。日本市場ではBYDの軽EV「RACCO」が「2026年夏発売」として唯一の大型案件だ。BYD Auto Japan公式によれば、価格は約250万円、20kWhのBlade BatteryでWLTC約180km、両側電動スライドドアを標準装備する。日本の軽EV枠でBYDが日産サクラ・三菱eKクロスEVと正面から戦う最初のモデルになる。

BYD RACCO エクステリア(2026年夏発売予定)
BYD RACCO エクステリア(2026年夏発売予定)

中国国内では夏休み前にプレスリリースが集中する。各社が2026年下半期モデルのスペック更新や価格改定をアナウンスする慣例があり、6月末から7月にかけて情報が一斉に出る。ただし「7月発売」と公式が日付を切ったケースは少なく、実際は「Q3発売予定」と幅を持たせたアナウンスが大半だ。

NIOは2026年5月15日にサブブランドOnvoの中型SUV「L80」を中国で発売したばかりで、7月以降は受注消化と量産ランプアップに入る。3ブランド体制のNIO・Onvo・Fireflyは、本格的な新型投入を下半期後半に集中させる構えだ。

2026年8月の予定 – 成都モーターショー

2026年8月21日〜30日、成都センチュリーシティ国際展示センターで成都モーターショー2026が開催される。北京と並ぶ中国2大ショーの一つで、四川市場向けの新型発表が集中する場だ。

BYD SEALION 7 エクステリア
BYD SEALION 7 エクステリア

確定情報として、Xpengが「MONA M03」の2026年式「Ultra SE」グレードを8月から顧客に納車開始する。先進運転支援(L2+)を標準化したミドルグレードで、A0クラスセダン価格帯にXNGP相当の運転支援を載せる戦略。中国EVのADAS標準化が一段進むタイミングになる。

BYDはAuto China 2026(北京、4月)で公開済みのFangchengbao(方程豹)「Formula S」系を成都で再露出する可能性が高い。方程豹のセダン・スポーツ路線を象徴するモデルで、市場投入は2026年Q3予定とアナウンスされている。各社が成都ショー前後で下半期の新型・改良モデルを公開する慣例があり、8月後半は中国EV関連のニュースが急増する月になる。

2026年9月の予定

9月は大型ショーがなく、メーカー個別の発表会が中心になる。Xpengが2026年Q3発売を表明しているフラッグシップSUV「GX」(開発コード G01)は、この月に詳細スペックと価格が出る可能性が高い。

GX(G01)は純EV版でCLTC最大750km、レンジエクステンダー版(REEV)では総航続1,585kmという大型仕様。マレーシア向け2026年下半期発売もXpeng公式が表明済みで、東南アジア戦略の中核を担う。同じ方向性で、コンパクトSUVのMONA D02も2026年内発売を公式が示している(具体的な月は未公表)。

BYDの中型SUV「Sealion 08」は北京ショー2026で公開され、市場投入はQ2〜Q3予定。9月までに正式価格が出る見込みだが、現時点では公式の確定日付はない。発表(展示)と発売(納車開始)を区別して読む姿勢が、この時期は特に重要になる。

2026年10月の予定

10月の確定案件はAvatrだ。長安・Huawei・CATLの三者連合が手がける高級EVブランドAvatrは、フラッグシップSUV「12」のFour-LiDAR Editionを2026年10月28日に発売すると公式発表した。LiDARを4基搭載し、Huawei最新のADS(Advanced Driving System)を標準化する仕様。欧州勢の中国専用EVと価格帯が重なる新グレードになる。

BYD SEALION 6 エクステリア(スーパーハイブリッド)
BYD SEALION 6 エクステリア(スーパーハイブリッド)

Zeekrは「9X」の海外輸出ロードマップを公表している。6月の中東、Q3の中央アジアに続き、Q4には欧州市場での発売が始まる。Geely傘下の高級ブランドとして、欧州ではVolvoの販売網と切り離した独自の店舗網を構築する方針だ。

BYDは中国市場でSEALION 6 AWD(PHEV)を継続販売中。日本でも2026年3月以降の納車が続いており、10月時点で在庫補充の動きが出る可能性がある。BYDとTeslaの比較記事では、PHEVと純EVの選択軸を整理しているので、購入検討時の参考に。

2026年11月の予定 – 広州モーターショー

2026年11月27日〜12月6日、広州(キャントンフェア)で広州モーターショー2026が開催される。中国メーカーが翌年(2027年)モデルを最初に発表する起点ショーで、年次モデルチェンジの集中発表が見込まれる。

確定情報として、Mercedes-BenzとGeelyが手がけるSmartが、新型ミニEV「#2」を2026年末(late 2026)にデビューさせる。中国・欧州・グローバル同時展開で、#1より小型のプレミアム軽EVクラスを狙う。

NIOは下半期の主力として、次世代ES7とサブブランドFireflyの右ハンドル仕様(英国・オランダ・豪州向け)の発売を予告。広州ショーで詳細仕様の発表があると見られる。同社のES8が累計10万台を突破した実績を踏まえれば、ES7次世代も価格帯を意識した攻めの仕様になりそうだ。

2026年12月の予定

広州ショーが12月6日まで続くため、12月初旬は発表の余韻が残る期間。年末駆け込みで限定モデルや受注開始のアナウンスが出る傾向がある。

Zeekrは「8X」の海外輸出を2026年Q4から2027年Q1にかけて段階的に開始する。Geely傘下で中国SUV市場の上位に食い込む同モデルは、欧州・東南アジア・中東での展開を視野に入れる。同じくZeekrの「009 Grand」は、4座超高級MPVとして2026年下半期発売とアナウンス。MPVカテゴリで先行するDenzaの「D9」に対抗するフラッグシップだ。

BYDの2026年戦略マップでは、年末にDenzaの欧州・マレーシア向けZ9GTが本格デリバリー段階に入る。海外グローバル展開の本格化が、12月の中国EV業界全体を貫くテーマになる。

2027年1Qへの持ち越し予定(参考)

下半期にアナウンスされた案件のうち、2027年1Qにかけて段階展開するものがいくつかある。Zeekr 8Xの海外輸出はQ4 2026〜Q1 2027にまたがり、Zeekr 9Xの豪州発売は2026年末から2027年初頭にかけて実施される。

「2027年初頭発売」と各社からアナウンスされているが日付が未確定の車種は、本記事の本編には載せず、後段の「未確定情報」セクションで扱う。半期ごと更新を前提とする本記事の運用上、この線引きを徹底することで情報の信頼性を維持する。

メーカー別ロードマップ – H2 2026 → H1 2027

BYD ATTO 3 エクステリア
BYD ATTO 3 エクステリア

BYD / Denza / Yangwang / Fangchengbao

H2 2026
  • RACCO(日本・軽EV)夏発売
  • Fangchengbao Formula S系(Q3)
  • Denza Z9GT 欧州・豪州・マレーシア(Q3)
  • Sealion 08 中国市場投入
H1 2027(観察中)
  • ATTO 2日本展開時期
  • Yangwang 欧州展開継続

Xpeng

H2 2026
  • GX(G01)大型SUV Q3発売
  • MONA M03 Ultra SE 納車(8月〜)
  • MONA D02 コンパクトSUV発売
H1 2027(観察中)
  • G02 フルサイズSUV
  • MONA D03 コンパクトSUV

NIO / Onvo / Firefly

H2 2026
  • ES7(次世代)発売
  • Firefly RHD 英国・蘭・豪展開
  • NOMI 4.0 アップデート
H1 2027(観察中)
  • Onvo 追加ラインナップ
  • Firefly 欧州拡大

Zeekr

H2 2026
  • 9X 欧州(Q4)
  • 8X 海外輸出(Q4)
  • 009 Grand(4座MPV)
H1 2027(観察中)
  • 9X 豪州展開
  • 8X 海外継続(Q1)

Li Auto

H2 2026
  • i6/i8 量産継続(H1で発売済み)
  • L系PHEV年次更新
H1 2027(観察中)
  • 新型純EV発表時期

Xiaomi

H2 2026
  • YU7 GT 中国納車本格化(5月末発売後)
  • SU7/YU7 標準モデル販売継続
H1 2027(観察中)
  • 第3モデル(噂)
  • 欧州展開時期

Avatr

H2 2026
  • 12 Four-LiDAR Edition(10/28)
  • 07 2026モデル販売継続
H1 2027(観察中)
  • 06系 派生グレード

BYDはDenza・Yangwang・Fangchengbaoの4ブランド体制で下半期に複数の新型を投入する。RACCO(日本)、Formula S系(中国Q3)、Z9GT(欧州・豪州・マレーシアQ3)、Sealion 08(中国)と、価格帯と地域を重ねず広げる構成だ。

Xpengは「GX(G01)」のQ3発売を軸に、MONA M03 Ultra SEの納車とMONA D02の年内発売を進める。NIOは本体(ES7次世代)、Onvo(L80量産)、Firefly(RHD海外)の3ブランド同時展開期に入る。Zeekrは中国国内よりも海外輸出(9X欧州、8X海外開始、009 Grand)に軸足を置く半年。Li Autoのi6/i8はH1ですでに発売済みのため、下半期はL系PHEVの年次更新と量産ランプアップが中心になる。XiaomiはYU7 GTの中国納車本格化が下半期の主題。Avatrは10月の「12 Four-LiDAR Edition」と「07 2026モデル」の販売継続が両輪となる。

日本市場への影響

BYD DOLPHIN エクステリア
BYD DOLPHIN エクステリア

確定: BYDのRACCOが2026年夏に発売される。BYD Auto Japan公式の発表で、価格約250万円、軽EV枠での投入。SEALION 6 AWD(PHEV)は既に2026年3月以降の納車が続いており、下半期もデリバリーが継続する。BYD全車種の価格・航続マップは別記事で整理しているので、合わせて確認してほしい。新型ATTO 3との比較も日本市場の購入検討時の参考になる。

観察中(噂レベル): BYD ATTO 2の日本展開時期、XpengおよびZeekrの日本市場再開時期は、現時点で公式発表がない。憶測ベースの記事を信じず、公式リリースを待つのが安全だ。

BYD Auto Japanは2026年中に正規ディーラー100店舗目標を継続中で、販売網の拡大が下半期も続く。日本で買える中国EVの全体像は別ハブで網羅している。補助金の最新動向は購入判断の重要要素だが、年度途中で改定されるため公式サイトでの最終確認を推奨する。ASEAN各国の優遇策と並べて見ると、日本市場の制度が中国メーカーの優先度に与える影響もイメージしやすい。

不確定情報の取扱い

以下の情報は公式発表ではなく、リーク・関係者発言・スパイショットレベルにとどまる。本セクションの情報は購入判断に用いず、参考程度にとどめてほしい。

  • BYD ATTO 2 日本投入時期 – 具体日未公表
  • BYD Seal 08 海外展開時期 – 中国発表のみ
  • Xiaomi YU7 GT 海外展開 – 2026年5月末中国デビューは確定だが海外時期は未公表
  • Xpeng・Zeekr 日本市場再参入時期 – 関係者発言レベル
  • 各社の2027年モデル早期発表 – 業界筋情報のみ

正式な発表が出たら本記事を更新する。中国EVメーカー一覧中国EV車種カタログのハブも合わせて見直していく予定だ。BYD vs Tesla比較のような周辺ハブも、新型投入のたびに最新情報を反映する。

出典

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BLADE NOTE編集部
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